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  1. 橿原市議会 2013-03-01
    平成25年3月定例会(第1号) 本文


    取得元: 橿原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成25年3月定例会(第1号) 本文 2013-03-05 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 67 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 2 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 3 :  ◯市長森下 豊君) 選択 4 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 5 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 6 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 7 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 8 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 9 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 10 :  ◯市長森下 豊君) 選択 11 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 12 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 13 :  ◯市長森下 豊君) 選択 14 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 15 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 16 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 17 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 18 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 19 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 20 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 21 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 22 :  ◯市長森下 豊君) 選択 23 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 24 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 25 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 26 :  ◯市長森下 豊君) 選択 27 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 28 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 29 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 30 :  ◯市長森下 豊君) 選択 31 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 32 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 33 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 34 :  ◯市長森下 豊君) 選択 35 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 36 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 37 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 38 :  ◯市長森下 豊君) 選択 39 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 40 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 41 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 42 :  ◯市長森下 豊君) 選択 43 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 44 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 45 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 46 :  ◯市長森下 豊君) 選択 47 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 48 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 49 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 50 :  ◯市長森下 豊君) 選択 51 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 52 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 53 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 54 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 55 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 56 :  ◯市長森下 豊君) 選択 57 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 58 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 59 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 60 :  ◯市長森下 豊君) 選択 61 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 62 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 63 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 64 :  ◯市長森下 豊君) 選択 65 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 66 :  ◯議長杉井康夫君) 選択 67 :  ◯議長杉井康夫君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:               午前10時10分 開会 ◯議長杉井康夫君) おはようございます。これより平成25年橿原市議会3月定例会を開会いたします。 ────────────────────────────────────────                  市長あいさつ 2: ◯議長杉井康夫君) 市長から招集のあいさつを受けることにいたします。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 3: ◯市長森下 豊君) まず初めに、市民の皆様及び議員の皆様にお詫びを申し上げなければなりません。今般の市職員の生活保護費の不正取得事件は、決してあってはならないことでございます。橿原市にとりましても、市民の皆様にとりましても、大変不名誉な不祥事であります。ここに深くお詫びを申し上げます。  市行政に携わる全職員が、このことを真摯に受け止めまして、二度とこういった不祥事を起こさないように公金の扱いに厳重なチェック体制を採ることを徹底し、市民の皆様の信頼を回復するため、職員一人ひとりが気持ちを引き締め、襟を正して業務に邁進することをお誓い申し上げます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  さて、開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  本日ここに平成25年橿原市議会3月定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、何かとご多忙中の折にもかかわりませず、ご出席をいただきまして、ありがとうございます。  本定例会におきましては、平成25年度施政方針を述べさせていただく重点施策を基本として予算編成をいたしました、平成25年度橿原市一般会計予算を初め、橿原市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正などの諸議案につきましてご審議をお願いいたしております。  何とぞよろしくご審議賜りますことをお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。 4: ◯議長杉井康夫君) それでは、これより本日の会議を開きます。 ────────────────────────────────────────             日程第1 会議録署名議員の指名 5: ◯議長杉井康夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第80条の規定により、3番、森下みや子君、11番、竹田きよし君、20番、水本ひでこ君を指名いたします。 ────────────────────────────────────────                日程第2 会期の決定 6: ◯議長杉井康夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
     お諮りします。本定例会の会期は本日から3月22日までの18日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 7: ◯議長杉井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から3月22日までの18日間と決しました。 ────────────────────────────────────────                日程第3 議長報告 8: ◯議長杉井康夫君) 日程第3、議長報告を行います。  議会事務報告、平成24年11月・12月・平成25年1月分の例月出納検査結果報告、平成24年度監査の結果報告(12月~2月実施)、教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書、違法な臓器生体移植を禁じることを求める陳情書、橿原市学童保育運営協議会の設置に関する要望書、以上6件につきましてはご配付申し上げましたとおりでございますので、よろしくご清覧おき願いします。  これをもって議長報告を終わります。 ────────────────────────────────────────              日程第4 市長の行政経過報告 9: ◯議長杉井康夫君) 日程第4、市長の行政経過報告を受けることにいたします。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 10: ◯市長森下 豊君) 恒例によりまして、平成24年12月議会での報告以降行ってまいりました主な行政経過についてご報告申し上げます。 1 12月8日、「古事記完成1300年記念MBSラジオ ウォークラリー」を、交通事業者等との共催により開催いたしました。  当日は、820名の方々の参加があり、藤原宮跡を集合、出発地点とし、香具山、天岩戸神社など古事記にゆかりのある場所を経て、石舞台古墳までのウォークラリーを楽しんでいただきました。 2 12月8日、9日の2日間、「自転車フェア」を、リサイクル館かしはらにおいて開催いたしました。  フェアには、323名の来館者があり、不用品から再生した自転車を低廉な価格で販売し、再利用についての理解を深めていただきました。 3 12月15日、史跡植山古墳の発掘調査の現地説明会を、五条野町において開催いたしました。  説明会には、全国から955名の方々が訪れ、今回の調査で見つかった石室を封印する閉塞土を見学していただき、植山古墳の重要性について認識を深めていただきました。 4 12月16日、第46回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査が執行されました。本市の当日の有権者数は、小選挙区及び比例代表が100,872人、国民審査が100,818人、投票者数は小選挙区59,705人、比例代表59,701人、国民審査58,310人で、投票率は小選挙区59.19%、比例代表59.18%、国民審査57.84%となりました。 5 12月25日、平成24年度明るい選挙啓発ポスターで「文部科学大臣・総務大臣賞」を受賞した真菅北小学校3年 大城真叶君と、「財団法人明るい選挙推進協会会長・都道府県選挙管理委員会連合会会長賞」を受賞した真菅北小学校1年 徳本景輝君の表彰状伝達式を、市役所において行い、表彰状及び記念品の伝達を行いました。  なお、12月11日から1月11日まで、本作品を含め、本市で選出いたしました優秀作品17点を市役所本館1階ロビーにおいて展示いたしました。 6 12月26日、畝傍山の西麓に新設しました畝傍山観光トイレの供用を、開始いたしました。  この観光トイレは、県内産の木材を使用した平屋建ての建物で、畝傍山の登山客や大和三山周遊の観光客の方々が快適に散策できるように環境に配慮し、バイオの力でし尿を発酵分解して処理するバイオ式を採用いたしました。 7 12月28日から30日までの3日間、「年末特別警戒」を、実施いたしました。  年末特別警戒は、市民の皆さまに穏やかな新春をお迎えいただくため、本市消防団員延べ335名が年末の夜間に火災警戒を実施し、火災の発生防止に努めるもので、29日には、橿原警察署長と私で市内の9箇所の分団を巡視し、消防団員を激励いたしました。 8 1月6日、橿原市、大和高田市、御所市、高取町、明日香村と中和広域消防組合による「平成25年連合消防出初式」を、橿原運動公園駐車場において実施いたしました。  本市消防団からは183名が参加し、規則正しく隊列を組み、徒歩及び車両分列行進を行い、士気の高揚を図りました。また、長年にわたる消防団員の功績を称え、35名の本市消防団員に対し、知事表彰、県消防協会長表彰、市長表彰、橿原支部長表彰、橿原警察署長感謝状の授与が行われました。 9 1月12日、「市民による環境シンポジウム~未来に向けて絆で創る『環境にやさしいまち』をめざして~」を、かしはら万葉ホールにおいて、橿原市地球温暖化対策地域協議会「エコライフかしはら」として開催いたしました。  当日は、85名の来場者があり、橿原市環境総合計画の中間発表のほか、元三洋電機株式会社代表取締役社長で太陽光発電技術研究組合理事長の桑野幸徳氏を講師に招き、エコライフと太陽光発電についての特別講演を行っていただきました。 10 1月14日、「成人式」を、県橿原文化会館において開催いたしました。  新成人となられた1,346名のうち1,058名の出席のもと、人生の新しい門出をお祝いいたしました。また、式典終了後のアトラクションでは、新成人で構成された実行委員自らが企画した催しとして、シンガーソングライターの池内優介さんのライブとサックスを中心とした女性バンドのガラムマサラ・サックスアンサンブルによる演奏を楽しんでいただきました。 11 1月20日、「橿原市男女共同参画講座」を、かしはら万葉ホールにおいて、207名の参加のもと、開催いたしました。  当日は、光陽中学校出身で、現在、日本女子プロ野球リーグで活躍されている松本育代選手を講師に招き、「プロを夢見た野球少女~夢を追いかけて~」と題して御自身の経験をもとに、周囲の人への感謝や努力の大切さについて講演していただきました。 12 1月26日、「『飛鳥・藤原』の世界遺産登録を目指す県民セミナー」を、県立万葉文化館において、約300名の方々の参加のもと、世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会として開催いたしました。  セミナーでは、韓国イコモス委員長のイ・ヘウン氏とスリランカイコモス委員のジャガス・ウィーラシンハ氏のお二人の専門家を招き、講演とパネルディスカッションを行いました。お二人からは、「『飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群』の持つ価値が世界的なものであることは間違いない」というコメントをいただきました。 13 1月26日、INAC神戸レオネッサによるサッカー教室を、県立橿原公苑陸上競技場において開催いたしました。  当日は雪が舞う寒い中でしたが、16名のINAC神戸レオネッサの選手が、参加した約150名の小学生たちとミニゲームなど1時間に渡って交流し、参加した小学生たちにとっては、世界のトップ選手と触れ合う貴重な1日となりました。  また、サッカー教室に先立ち、藤原宮跡で世界遺産登録推進大使として、選手全員でポスター撮影を行い、橿原市のPRに協力していただきました。 14 1月27日、「文化財防火週間」に伴う消防団連携訓練を、久米寺、やわらぎの郷及び瑞花院の3箇所で実施いたしました。  これは毎年、住民の防火意識の向上と消防団の連携を目的とするもので、全体としては消防団員101名の参加のもと、それぞれの訓練場所において連携訓練を実施いたしました。 15 1月27日、「第40回畝傍山一円クロスカントリー大会」を、橿原運動公園をスタート・ゴール地点として、開催いたしました。  当日は、天候にも恵まれ、親子や仲良しグループなどで、各自が思い思いのペースで走る「のんびり」の部に172名、男女年齢別の32競技部門には小学生から80歳まで660名の参加があり、市民のスポーツ精神の高揚と健康・体力づくりに努めました。  なお、今大会からは、各ランナーのナンバーカードに取り付けたマイクロチップによる電子計測システムを導入することで、記録の計測を円滑に行うことができました。 16 12月1日から1月31日までの間、「イルミネーションINかしはら」を、近鉄大和八木駅南側ロータリーとその周辺において開催いたしました。  期間中は、高さ約20メートルのメインイルミネーションや街路樹などを約7万球のLED電球で装飾し、冬の街を華やかに演出いたしました。  また、12月9日には、八木駅前商店街通りなどにおいて軽トラックやワゴンを使用して、28業者が各種物産の販売をする「大和市」を開催し、多くの人々でにぎわいました。  さらに、同日、「イルミde街コン」と題した地域活性化イベントを、近鉄大和八木駅前周辺において行いました。イベントには、市内外から男性162名、女性136名の合わせて298名の参加があり、参加者、店舗、主催者が一体化して出会いの場の創出と地域の活性化に寄与いたしました。 17 1月30日、31日の2日間、平成24年度橿原市平和祈念事業として、「~平和を願う~2013」を、イオンモール橿原において開催いたしました。  2日間で約1,100名の方々に、市内の小学生の平和学習への取組や市内に残る戦争の痕跡を紹介した写真パネルを見ていただき、平和について考えていただきました。 18 2月2日、男女共同参画社会をめざす「女と男のつどい」の講演会を、かしはら万葉ホールにおいて、約180名の方々の参加のもと、開催いたしました。  講演会では、愉快な山形弁で、司会、コメンテーターなど幅広く活躍されているダニエル・カール氏を講師に招き、「がんばっぺ、オラの大好きな日本~未来へつなぐ夫婦の絆、家族の絆~」と題して講演していただき、参加者の方々に男女共同参画について学んでいただきました。 19 11月6日から2月3日までの間、企画展「古事記の生き物たち」を、昆虫館において開催いたしました。  期間中は、8,121名の入館者があり、古事記に登場する昆虫、動物、植物を紹介し、当時の人々の自然への感じ方、接し方について考えていただく機会を提供いたしました。 20 2月3日、「橿原市議会議員選挙」が執行されました。当日の有権者数は100,034人、投票者数は406,568人で、投票率は46.55%となりました。 21 1月31日から2月4日までの5日間、「第19回姉妹都市橿原と宮崎の物産展」を、宮崎市の「宮崎山形屋」において開催いたしました。  物産展では、本市の22業者と宮崎市の23業者が出店し、両市の特産品を一堂に集めて、展示即売を行い、両市の友好親善と地場産業の振興に努めました。 22 2月9日に、「第9回かしはらシティフォーラム」を、かしはら万葉ホールにおいて、定員の300名を大きく上回る方々の参加のもと開催いたしました。  今回は、INAC神戸レオネッサ代表取締役会長の文 弘宜氏をゲストに迎え、「世界に向けた挑戦」をテーマに、私と対談を行いました。  また、同時に開催いたしました特別講演会では、文氏に人材育成術や御自身の多角的な経営の根底にある経営哲学について講演していただき、最後に私が世界遺産の取組状況や今後の橿原市のまちづくりについて報告いたしました。 23 2月9日、磐余池の推定地とされる大藤原京左京五条八坊の発掘調査の現地説明会を、東池尻町において開催いたしました。  説明会には、全国から550名の方々が訪れ、今回の調査で見つかった堤の護岸施設を見学していただき、遺跡の重要性について理解を深めていただきました。 24 2月9日、10日の2日間、「エコ・金融ブース」を、リサイクル館かしはらにおいて、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会奈良支部と連携し、設置いたしました。  期間中は、親子を対象とした「金銭教育ゲーム」、子どもを対象とした「金銭教育ビデオの上映」や「だるま貯金箱の絵付け」、大人を対象とした「くらしとお金の相談会」や「お金に関する知識クイズ」のコーナーを設け、延べ約350名の参加者に、お金について楽しく学んでいただきました。 25 2月9日、10日の2日間、「リサイクルフェア」を、リサイクル館かしはらにおいて開催いたしました。  期間中には、1,063名の来館者があり、不用品から再生した自転車や家具を低廉な価格で販売し、また、市民の皆さまから御提供いただきました子ども服やマタニティ服などの古着を無料で譲渡するなど、再利用についての理解を深めていただきました。 26 2月9日から11日までの3日間、「化石・鉱物3DAYS」を、昆虫館において、昆虫館友の会などの市民団体との協働のもと、開催いたしました。  期間中には、1,044名の入館者に、化石のレプリカ作りやオリジナルゲームなどのイベントを楽しんでいただき、子どもたちに自然科学への興味付けのきっかけを提供いたしました。 27 2月13日、「水質改善強化月間」の一環として、きれいな川を取り戻すことを目標とした街頭キャンペーンを、近鉄大和八木駅周辺において行い、家庭からの汚れた生活排水を少なくする工夫を約250人の方々に呼び掛けました。 28 2月17日、家庭における生活排水対策や環境保全などの普及啓発を目的とした環境イベント「エコライフサロン」を、イオンモール橿原において、橿原市地球温暖化対策地域協議会「エコライフかしはら」として実施いたしました。地域協議会の会員である市民団体や事業者が、水の簡易実験やエコ工作、環境カルタやクイズ等を行い、延べ1,145名の方々に楽しみながら環境について学んでいただきました。また、同時に、家庭での節電を呼び掛けるキャンペーンも行いました。 29 2月23日、史跡菖蒲池古墳の発掘調査の現地説明会を、菖蒲町において開催いたしました。  当日は、全国から581名の方々が訪れ、今回の調査で見つかった古墳の墳丘とその外側で石敷を持つ盛土を見学していただき、飛鳥時代の古墳をとおして当時の土木技術の高さについて理解を深めていただきました。 30 2月24日、「鴨公地区防災訓練」を、「自分たちの地域は自分たちで守る」をスローガンに住民が普段から災害に的確に対処できる知識、技術を養うことを目的として、鴨公小学校運動場において実施いたしました。  訓練に参加された地域住民の方々は、避難訓練、炊き出し訓練、救命処置訓練、バケツリレーによる消火訓練などに熱心に取り組み、防災に対する認識をより一層深めていただきました。 31 2月27日、道標案内板5基を、石原田町、出合町、下八釣町及び菖蒲町に設置いたしました。これらは、橿原市に点在する世界遺産候補の資産をつなぐ周遊路の創設を目的として設置したもので、今回で24基目となり、今後もさらなる整備を進めてまいります。 32 3月3日、橿原市消防団による防火パレードを、春季全国火災予防運動に伴う広報活動の一環として、市内全域において実施いたしました。  当日は、消防団員52名が参加し、消防ポンプ車9台と多機能型車両1台が橿原消防署を出発し、南北ふた手に分かれて、市内全域をパレードいたしました。  次に、主な工事の進捗状況は次のとおりですので、よろしく御高覧くださいますようお願いいたします。 11: ◯議長杉井康夫君) これをもって市長の行政経過報告を終わります。  一般質問の通告については文書をもって、発言内容を詳細に記載の上、本日午後5時までに提出を願います。 ────────────────────────────────────────              日程第5 市長の施政方針演説 12: ◯議長杉井康夫君) 日程第5、平成25年度の市長の施政方針演説を聞くことにいたします。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 13: ◯市長森下 豊君) 平成25年度施政方針を述べるにあたりまして、まず、市民の信託を受け選ばれてこられた議員24人の皆様にご当選のお祝いを申し上げます。議決機関としての市議会と執行機関である市長が互いに尊重し信頼関係の上に立って議論しながら、橿原市の発展に向けて責任を果たしてまいりたいと考えております。これからも皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。  さて、私は昨年に“活”という言葉を選び市民との協働による地域の活性化を図ってまいりました。今年は“すこやか”と“交流”という2つの言葉をキーワードにして市政運営に当たってまいります。  橿原市に住めば、心身ともに健康で、生き甲斐を感じられる、誰にでもチャンスがあるまち、自分のまちが好きだと感じられるまち、一人ひとりが“すこやか”に暮らせるまちの実現を目指します。  そして、もう一つは、中南和の観光拠点都市として近隣市町村との友好、信頼関係の構築に努めており、今年度は、竹内街道、横大路1400年プロジェクト等を通して、大阪府の市町村とも交流を深め、難波から飛鳥へと相互の協力関係も築いてまいります。  また、平成24年度から始めた韓国公州市との子どもたちの交流にみられるように、次世代の友好に期待を込め“交流”を目指してまいります。  私たちを取り巻く情勢は、リーマンショック以来のデフレ状態から抜け出せない状況が続いています。ただ、12月の衆議院議員選挙後に登場した安倍内閣が打ち出した、財政出動、金融緩和、成長戦略の3本柱からなるアベノミクスによる景気回復への期待から、日経平均株価も回復の兆しをみせ、同時に円安が進行し、経済界においては輸出産業を中心に好決算の報道がなされ、経済再生の希望の光も見えてきています。  国においては、平成24年度の補正予算規模を13.1兆円、また、平成25年度の当初予算の一般会計総額では92.6兆円の予算規模とし、日本経済再生に向けて取り組まれています。  本市の財政状況におきましても、近年では基金の取り崩しや臨時財政対策債等の措置により黒字決算を維持していますが、財政構造の改善には至っておりません。平成25年度の歳入は、自主財源の根幹をなす市税がほぼ横ばいの状況で、政府の景気対策効果が本市財政に反映されるのは後年度となることから、引き続き厳しいものとなっています。また、歳出では、義務的経費や権限移譲に伴うものなどの新たな経費も増加するため、より一層、効率的で効果的な行財政運営を目指してまいります。平成25年は巳年です。今より、さらに大きくなるためには脱皮が必要です。私たち行政に置き換えますと、現状の課題を的確に捉え、その改善に向けて取り組むことが必要です。各事業内容、公共施設の維持管理及び運営、さらには本市職員の人材育成など幅広く対象とし、経済性と市民サービス向上とのバランスをとりながら効果的な行財政運営を進めてまいります。  このたび本市では、平成25年度から29年度までの5年間の指針となる「橿原市第3次総合計画 後期基本計画」を策定いたしました。この計画は橿原市の最上位の計画であり、平成20年度に策定した基本構想の10項目の目指す都市像を実現するため、市が進める48施策を明らかにしたものです。これらに基づき橿原市の将来像「歴史・文化と人がつくる交流都市」の実現に向け取り組んでまいります。  また、本市では、平成24年度から再生可能エネルギーを取り入れて、エネルギーを効率的に利用する省エネで低炭素なまちづくりを目指してまいりました。エネルギー調達のあり方やエネルギー消費量削減等への取り組みでは、地球温暖化対策につながる自然エネルギー、再生可能エネルギーの活用など、省エネの取り組みを公共施設に積極的に取り入れるため、小学校へ太陽光パネル及び蓄電池を設置し、子どもたちへの環境教育にも役立ててまいります。併せて高断熱、高気密化による省エネ住宅の普及を推進すると共に、奈良県、県立医科大学、橿原市の三者の連携、協働による県立医科大学周辺のまちづくりを検討してまいります。  さらに、平成25年度を大和八木駅周辺整備の再スタートの年と位置づけ、まちづくり基本構想を策定してまいります。大和八木駅周辺の、さらなる活性化を図るための取り組みの一つとして、大和八木駅南の1,100坪の市有地活用を図るため、民間事業者へ対話型の市場調査を行い、宿泊、商業機能、本庁舎機能の移転による合築も含めて、どのような土地活用や都市機能展開ができるかを検討してまいります。  これらのことにより、一人ひとりが“すこやか”に暮らせ、多くの人が“交流”するまちの実現を基本的な考え方とし、以下の6つの項目を掲げ、これまでの事業の精査、さらなる推進、より一層の創意工夫及び選択と集中により、市民サービスの向上と市政発展に向けた予算編成を行いました。  1.誰もがすこやかに暮らせる、まちづくり  2.人と文化の交流を目指す、まちづくり  3.都市の整備で安心安全な、まちづくり  4.福祉と健康の明るい、まちづくり
     5.教育を通した自立と個性を活かす、まちづくり  6.市民と行政の協働による信頼される、まちづくり  以下、この6つの項目を実現するため、それぞれの施策に対する私の想いを述べさせていただきます。 1 誰もがすこやかに暮らせる、まちづくり  環境への負荷を減らすため、自然界から採取する資源をできるだけ少なくし、有効に使うことで廃棄するものを最小限に抑える循環型社会形成推進法が制定されて10年余り経ちました。循環型社会の基本的な方向性である「リデュース(ごみを減らす)」、「リユース(再使用する)」、「リサイクル(再生利用する)」の3Rは、循環型社会の実践的な行動指針として大きな効果を生みました。本市のごみ焼却処理施設でも、ごみ焼却時の熱エネルギーを施設内で利用するとともに周辺施設に供給し、併せてこの熱エネルギーで廃棄物発電を行っています。この発電された電力は、施設に必要な電力として使用し、余った電力は電気事業者に売却しています。また、本年1月には「再生可能エネルギーの固定買取制度」におけるバイオマス発電設備として認定を受け、地球温暖化対策や廃棄物の再利用に繋がる循環型社会の構築に大きく寄与しています。昨年12月、「都市の低炭素化の促進に万関する法律」が施行され、新たな低炭素社会への取り組みが求められています。そのため、エネルギー消費量削減、自然エネルギー、再生可能エネルギーの活用など、省エネ、省CO2の取り組みを公共施設で積極的に行っていきます。今年は、昨年度の金橋小学校に引き続き、耳成西小学校へ太陽光パネル発電設備を設置し、子どもたちへの環境教育にも役立てます。また、子ども総合支援センター等の新たな公共施設の整備に際しても、同様に太陽光パネル発電設備の導入を進めてまいります。  また、一般住宅への取り組みとして、エコライフハウス推進事業並びに高断熱及び高気密な省エネ住宅の普及促進を図ります。具体的には、太陽光発電システム及び蓄電池設置に対する補助金制度に加えて、住宅の窓、外壁、屋根、天井、床等の高断熱及び高気密化への改修に対し、省エネ住宅断熱改修補助金制度をそれぞれ創設し、低炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。特に断熱改修は、モデル事業として実施していただけるよう、従前から実施している耐震改修補助金50万円と併せてご利用いただき、安全で健康に暮らせる住宅造りが進められると考えております。地球環境を守ることは、私たちの大切な家族、子や孫の生命を守ることでもあり、積極的に進めてまいります。  また、私たちが快適に生活する上で、生活道路や橋りょう、排水路、下水道の整備、公園施設等の更新は欠かせません。国の平成24年度補正予算総額13.1兆円の中の、暮らしの安心、地域活性化分の3.1兆円を活用させていただき、学校の耐震化、インフラの長寿命化と適正な管理に向け、国と同様に平成24年度3月の補正予算で限られた財源を有効に活用し、住みやすいまちづくりを目指してまいります。  次に、大和八木駅周辺では、橿原三号歩行者専用道路の開通により、今までは分断されていた駅の南北がつながりを見せ、空間と空間、人と人、生活と生活がつながることで、新たな賑わいが創出されつつあります。この機を逃さず、市の玄関口としての整備を目指し、市街地活性化を進めてまいります。  大和八木駅南側の1,100坪の市有地については、その有効活用を図るため、現在対話型市場調査を行い、市場と市民のニーズが重なり合う部分がどこにあるのか検討しているところです。この場所は市の玄関口であることからシンボリックな建物にしたいと考えており、商業施設や宿泊施設に加え、会議場や市役所の庁舎機能も併せ持ち、市民が集える複合施設を民間の力を活用しながら建設したいと考えております。ご承知のように、現在の市役所庁舎は昭和36年に建築されたものであり、老朽化が進むと共にスペースが狭隘なことから庁舎が分散し、市民には大変ご不便をおかけしているところです。加えて、現庁舎の耐震性は低く、耐震補強工事の実施は庁舎機能を損なうことから現実的ではなく、この課題の解決は長年先送りされてきました。この課題の解決に向けて、少なくとも市民の日常生活に欠かせない業務については、複合施設に移転し、市民の安全を確保すると共にワンストップ機能を充実し、市民の利便性向上を図りたいと考えております。同時に、大和八木駅北側広場と区画整理区域の間には、昭和40年代前半に建築された民間建物が建っており、区画整理された新市街地と駅前広場との自動車動線が確保されないなど、不便をおかけしていますので、国道24号の交通渋滞を緩和するためにも、大和八木駅北側地区の抜本的な再整備が必要と考えており、今回まちづくり基本構想策定業務委託料を予算計上しております。  また、奈良県では、県立医科大学の教育部門の移転整備と併せて、医科大学附属病院を高度医療拠点病院として再整備する検討が進められており、本市としても新たなまちづくりを総合的に進める必要があります。県立医科大学の教育部門は、その全部が現在の農業総合センターのあるエリアに移転され、そこでの教育部門と研究部門の機能充実を図るため、平成33年の新キャンパスオープンに向け取り組まれています。本市における県立医科大学を中心とした新しいまちづくりは、コンパクトシティとして位置づけ、健康、医療、環境、省エネ対策等が連携した先進的なまちづくりを進めてまいります。そのため、奈良県、奈良県立医科大学及び本市の三者協議を更に深め、まちづくりのグランドデザインを早期に描けるよう取り組んでまいります。  緑豊かな憩いの場を整備し、本市の快適空間を広げる取り組みにおいて、新沢千塚古墳群公園で、新たな市民の憩いの場の創造、歴史的価値を活かした世代間交流を深められる場の創造、さらに観光振興の拠点ともなる都市公園として整備を進めており、平成28年度の完成に向け継続的に取り組んでまいります。  先人のご努力が実を結び、橿原市における高規格道路の整備は、ほぼ完成形に近づきつつあります。京奈和自動車道御所区間では、橿原高田インターチェンジから御所インターチェンジ間が開通し、奈良県を東西に走る中和幹線は、香芝市から桜井市までの全線が開通し、交通渋滞が緩和されると共に、中和地区の拠点病院である県立医科大学附属病院へのアクセスも大変便利になりました。さらに関西国際空港までを結ぶ南阪奈道路も多くの方にご利用いただいています。鉄道網が発達している本市で、さらに高規格幹線道路が交差し、交通の利便性が向上したことを踏まえ、これらの利点を活かした生活の質の向上や、産業の活性化を図るまちづくりを進めてまいります。 2 人と文化の交流を目指す、まちづくり  平成19年1月に「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」が世界遺産暫定リストに登録されて6年が経ちました。その間に奈良県、桜井市、明日香村と連携し、登録への課題解決に取り組んでまいりました。世界遺産登録には、ユネスコの評価基準に照らした「顕著な普遍的価値」と併せ、保護、保全に関する有効な保存管理が求められるため、構成資産保存管理計画の策定を進めてまいります。  世界遺産は登録することが目的ではありません。遺産の普遍的な価値を将来にわたって保護し、行政と市民が一体となって活用を進めることが重要と考えており、平成27年度の世界遺産登録を目指し取り組んでまいります。  世界遺産登録啓発の一環として、女子サッカーなでしこリーグのINAC神戸レオネッサの試合会場で、世界遺産登録を目指す広告看板を掲出するとともに、選手の皆様には、世界遺産登録推進大使として、藤原宮跡、大和三山等のPRに協力していただきます。そして小学生を対象にしたサッカー教室を開催し、明日の橿原市を支える子ども達に夢と希望を与えます。  また、藤原宮跡等の整備対策として、藤原宮跡に設置している列柱のうち老朽化の著しいものを順次取り替えてまいります。近年、藤原宮跡のコスモスなどの花園への来訪者も増加しています。夏場においては、喉の渇きを潤す施設がなく不自由をおかけしていることから、「水飲み場」を設置し来訪者の利便を図ります。このように様々な取り組みを進める中で、藤原宮跡と橿原市の歴史文化遺産を県内外にPRしてまいります。  そのほかにも橿原市には様々な歴史文化遺産がございます。推古朝時代に造られた2つの大きな石室を持つ植山古墳では、公園の園路広場を整備します。国の重要文化財として指定された今井町の称念寺では、平成22年度から約10年計画で本堂等の修復事業が行われており、引き続き支援してまいります。  今井町は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、多くの来訪者がございます。伝統的な景観を保つための取り組みと、併せて周辺道路の整備も行っており、電線共同溝工事も継続的に実施いたします。また、県と連携して取り組んでおりました、今井東地区公園も供用を開始し、来訪者や地域の方の憩いの場として活用してまいります。  飛鳥・藤原京と平城京を南北に結ぶ下ツ道と伊勢につながる横大路が交差する場所に、昨年7月にオープンした「八木札の辻交流館」は、たくさんの方々においでいただき、交流の場として活用していただいております。引き続き江戸時代の旅籠の風情を残す建物を多くの方に活用していただけるよう周知に努めてまいります。  本市の南に位置する史跡、新沢千塚古墳群とその近隣施設を、健康づくり、学習交流拠点施設として整備を進めています。その一環として千塚資料館の大規模改修を行い、平成26年度、重要文化財の展示可能な登録博物館としてリニューアルオープンいたします。これにより国の重要文化財に指定され、現在東京の国立博物館に常設展示されている新沢千塚126号墳の出土品の里帰り展示などの特別展や橿原市の古代から近世までの歩みを知っていただける常設展示を行い、新沢千塚古墳群や藤原京などを広く周知いたします。  国際交流は、国際社会の中での相互理解及び文化的経済的な協調を深め、また、グローバルな視点を持った人間を育てるため、大きな意味を持つものと考えております。そのため、友好都市である中国洛陽市との交流を続けていく予定です。また、韓国公州市との交流につきましては、歴史的なつながりも深く、ともに世界遺産を目指す上で有益なものになると考えております。韓国国立公州大学の教育プログラムには、昨年に引き続き、本市から中高生を派遣し、文化交流を行い青少年の国際意識の醸成を図ります。  また、姉妹都市である宮崎市とは、物産交流、農業交流を行うと共に、相互に訪問団を派遣し、市民レベルでの交流を深めてまいります。  観光振興においては、来訪へのきっかけづくりが重要となります。観光資源の再発見やそのPR事業を進めることは、市民に自身の郷土に愛着を、わがまちに誇りをお持ちいただく効果もあります。来訪者から定住者へ移行する可能性も大いにあることから、行政だけでなく、関係機関や市民との協働による、より効果的で印象的なイベントに取り組むなど、観光振興を進めてまいります。  昨年から1週間の期間で行っている「春の神武祭」は、今年度も同様の期間で、4月1日からライトアップを開始し、4月7日の参道パレードをクライマックスに盛り上げていこうと計画しています。加えて「ほうらんや火祭」「愛宕祭」「橿原夢の森フェスティバル」などの行事を、新たな誘客のための観光資源と位置付け、取り組んでまいります。昨年秋には2回目となる「藤原京ラビリンス」で巨大迷路、360度パノラマ展望台や気球体験等のイベントを行い、1万8,000人を超える方々にお越しいただきました。今年も引き続き11月初旬を目途に実施いたします。また、藤原宮跡を中心としたコスモスや、本薬師寺跡のホテイアオイなどの草花も憩いを与えてくれています。冬の風物詩として定着した大和八木駅前での「イルミネーションINかしはら」を今年度も実施してまいります。  新たな取り組みとしては、記紀万葉プロジェクトに呼応した事業として、神話でつながる宮崎市、出雲市と連携し、出雲市で観光キャンペーンを展開します。また、大阪府と奈良県を東西に結ぶ竹内街道、横大路は、「難波から京に至る大道を置く」と日本書紀に記された日本最古の官道と呼ばれています。この「大道」が敷設されてから、平成25年に1400年の節目を迎えることを契機として、沿道10市町村で構成する実行委員会で連携し、関連イベントを開催することで本市への誘客を図ってまいります。  観光や生活の交通手段として、コミュニティバスを運行しています。平成21年度から土曜日・日曜日・祝日には飛鳥資料館がある明日香村奥山まで運行ルートを延伸し、かめバスとつながることで、特に明日香方面への観光客の利便性の向上を図ってまいりました。昨年度からは、奈良文化財研究所藤原宮跡資料室前をルートに加え、また、秋の観光シーズンにはボランティアガイドが同乗し観光案内を行いました。今年度もボランティアガイドの協力を得て、観光客誘致や利便性向上に今後も積極的に取り組んでまいります。  中小企業対策として、経営の安定を支援するため、融資限度額が1,000万円の特別小口融資預託金の貸付枠を15億円分確保しています。また、緊急に融資の必要な中小企業者の方に対しては、融資限度額200万円の緊急融資預託金の貸付枠を5億円分確保しており、市内の中小企業者の方を支援してまいります。  中南和の拠点都市として、多くの人で賑わい、就労機会が充実したまちづくりを進めてまいります。そのために、本市の立地条件の良さを活かした企業誘致の推進と市内事業所の規模拡大を進め、本市の産業振興と雇用の促進を図ってまいります。併せて、新たな定住者を獲得するシティセールスにも取り組んでまいります。シティセールスでは、本市の魅力を内外に向け効果的に発信することで、市民には郷土に愛着と誇りを持っていただき、今までの来訪者には定住者となっていただくことを促進し、さらに企業誘致が進むことで地域が活性化することを目指します。そのため、本市の持つ魅力を再発見し、または創造し、他にはない橿原ブランドの確立を図ることで、人と企業を本市に呼び込み、都市間競争も意識しつつ税収増につながるよう取り組んでまいります。 3 都市の整備で安心安全な、まちづくり  一昨年の東日本大震災は、我が国に大きな爪痕とたくさんの課題を残しました。このこととから、東南海・南海地震と東海地震の、いわゆる南海トラフ巨大地震における防災対策の充実、強化が国においても進められているところです。実際に災害が起これば、市民への初動対応は、当然、基礎自治体が行うものです。建物の耐震化につきましては、広域避難所となる公共施設の耐震化を計画的に進めており、今年度は白橿地区公民館等の耐震診断業務を行います。また、小・中学校の体育館の耐震化はすべて終了し、校舎の補強が必要な学校については、平成27年度までの完成に向け事業を進めています。校舎については、国の補正予算を活用し、平成24年度3月補正で白橿北小学校、耳成西小学校及び大成中学校の耐震化に着手いたします。鉄道駅では、今年度も大和八木駅の耐震補強に対して補助を行うほか、既存木造住宅耐震改修などにも引き続き積極的に補助を行い、住宅の耐震化を進め、市民の安全確保に努めてまいります。  災害時への備えとして、アルファ米や毛布などの生活物資、発電機、炊出し用具、組立式トイレなどの避難用備蓄品を、従来の橿原運動公園と、新たに設置する消防団拠点施設へ計画的に備蓄してまいります。また、平成24年度には奈良県農業協同組合と、大規模な災害発生時に「セレモニーホール橿原」を一時的な避難場所として提供していただくほか、食糧や応急支援物資を供給していただく協定を締結しました。今後も関係団体との防災協定や協定による企業備蓄を活用した取り組みを進めてまいります。加えて、生活に必需となる飲料水については、水道局庁舎地下の配水池や既設の耐震性貯水槽などに加えて、国の補正予算を活用し、平成24年度3月補正で橿原運動公園に100トンの耐震性貯水槽1基を新設し、橿原市民の飲料水を確保いたします。また、災害対応の図上訓練も継続実施し、職員の災害への意識向上を図ります。平成25年度は隔年実施している本市総合防災訓練の年でもあり、これらの訓練を通じて本市の危機管理体制の充実を図り、市民が安心して暮らせるまちづくりを目指してまいります。  火災や地震、洪水等の災害時に、地域で大きな力となるのは消防団活動です。一昨年から東竹田町で消防団活動の拠点施設整備に着手し、今年10月には消防団拠点施設が完成する予定です。このことにより、市の南西部には橿原運動公園と備蓄倉庫、北東部には消防団拠点施設が整備され市全域をカバーすることができます。市民の安全を総合的に守るため、自主防災活動の推進と併せ、青色防犯パトロール隊結成への助成を行っています。さらに交通安全対策としての通学路整備や、交通指導員による学童指導等を継続的に実施し、交通安全意識も高めてまいります。  また、現在、私が会長を務める奈良県消防広域化協議会において、県内で奈良市と生駒市を除く37市町村の消防の広域化に向け、協議を進めてまいりました。近年の災害の多様化、大規模化等に的確に対応するため、小規模な消防本部が抱える出動体制、保有する消防車両や専門要員の確保、広域化による組織体制、財政基盤の強化等の課題解決に取り組んでいます。この消防広域化により、消防無線のデジタル化などが県の負担も得て、従来の単独整備に比べて約14%の実質負担経費で整備できます。また、中和広域に消防本部が置かれることにより、11箇所の指令センターが1つになり、現場部門への人の配置が進み、消防の一層の充実が図れます。さらに、広い地域にバランスよく消防署を配置でき、消防活動のレベルアップとスピード化が図れ、地域の安心・安全につながるなど様々なメリットがあります。消防救急無線のデジタル化を平成27年度に成し遂げ、消防本部及び指令センターの改修、設置も含め、平成33年度に奈良県広域消防組合が設立できるよう努力してまいります。 4 福祉と健康の明るい、まちづくり  国では、平成12年度から展開されてきた国民健康づくり運動「健康日本21」が平成24年度末で終了となることから、この十数年間における国民の健康状態の変化に対応し、さらに国内外で重視されているヘルスプロモ-ション理念や健康の社会的要因に関する議論を反映した、次期国民健康づくり運動「健康日本21(第2次)」の計画策定が進められています。その基本的な方向性として、「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」、「主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」、「社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上」、「健康を支え、守るための社会環境の整備」、「栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善」を掲げています。本市でもこれらの目標設定の主旨を踏まえて取り組んでまいります。  また、医療と連携したまちづくりの一環として、橿原地区医師会や県立医科大学の医療、医学関係者から、健康な生活を過ごすための高度な知識や効果的な医療の受診方法等を学び、それを健康維持増進に役立ててまいります。  近年、健康への関心は高く、いかにすこやかに暮らしていくかが問われるところです。がん検診については、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん、前立腺がん検診を実施いたします。また、子宮頸がん、乳がん、大腸がん検診については、節目年齢の対象者全員にクーポンを送付し、無料で受診していただくことによる受診率向上への取り組みを継続して実施いたします。加えて、歯周疾患検診や肝炎検査、結核検診、骨密度チェック、健康相談、各種健康教室等を実施し、予防対策に取り組んでまいります。また、妊婦健診について、14回分まで地方交付税で措置されることが国の平成25年度予算案に盛り込まれ、本市としても継続的に取り組んでまいります。さらに妊婦の歯科検診を平成25年度はモデル事業として実施してまいります。  現在、任意予防接種である、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンが定期予防接種に加えられたことに伴い、引き続き接種費用の助成を実施いたします。  子どもは私たち皆の宝です。この子どもたちが、いきいきと輝き、すこやかに育っていくための支援、環境づくりを行うことが、ますます重要な社会になっています。平成25年度においても、育児の孤立化を防ぐため、生後4カ月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、不安や悩みを聞き、子育て支援の情報提供を行う「こんにちは赤ちゃん事業」を継続して実施いたします。保健師などと連携し、訪問や母子保健事業に協力していただくボランティアの母子保健推進員の養成も引き続き行い、活動の充実を図ります。また、入院時の医療費助成を小学校卒業までに充実した子ども医療費や、ひとり親家庭に対する医療費の助成についても引き続き実施いたします。  医療体制整備については、一次救急医療体制として橿原市休日夜間応急診療所の体制を確立し、二次救急医療である輪番病院と連携し、近隣市町村や関係機関と協力し、広域の救急医療体制を維持してまいります。  自立支援、就労支援の取り組みも積極的に行っておりますが、経済、雇用状況の回復が芳しくない中、生活困窮に陥る方もおられますので、生活保護費は昨年度と同水準の必要額を計上しております。  高齢者の生きがい対策では、高齢者一人ひとりが健康で楽しく生きがいを持ち、生活を充実できるよう生涯学習の場としての高齢者大学校や、生きがい教室を継続して実施していきます。  障がい者の自立支援では、障がいの有無にかかわらず、お互いを尊重し合える共生社会の実現に取り組んでおり、身体に障がいのある児童の治療への助成を行います。また、新たに身体障がい者手帳取得に至らない軽中度難聴児の補聴器購入に要する費用にも助成を行ってまいります。  また、子育て支援対策としては、従来からの取り組みに加えて、平成25年度から新たに、私立の保育所、認可外保育所に対しましても、特別支援を要する児童を受け入れる経費に対する補助を充実させ、さらに利用しやすい施設となり、私立、公立の区別なく選択できる幅を広げてまいります。 5 教育を通した自立と個性を活かす、まちづくり  児童の健全育成の観点から、かしの木園が持つ機能を拡充した、子ども総合支援センターを平成26年度にオープンする予定です。このセンターの改修工事につきましては、太陽光パネル発電設備はもとより、障がいのある子ども達にとってやさしい施設となるよう、低炭素化に努めた建物仕様となっています。現在のかしの木園では、障害者自立支援法の児童デイサービスとして就学前の児童を対象に、個別療育、集団療育、理学療法、音楽療法などを行っています。近年では身体障がい児の訓練だけでなく、発達障がいの児童の療育、訓練が増加していますが、子ども総合支援センターの開設は、約20人の待機児童の解消にもつながると考えております。また、子ども総合支援センターでは、従来の機能に加え、幼児期から就学期へスムーズに環境適応できるよう、遊びを通して集団活動を学ぶ幼児型療育教室の新たな開設と、就学後において支援を必要とする児童や、関係者への支援体制の強化に努めてまいります。発達障がい者支援では、心理相談員による保育所、幼稚園等への巡回支援を実施し、子どもを預かる施設の職員や保護者に対し、早期発見、早期対応のための助言などの支援を実施してまいります。障害者自立支援事業の介護・訓練等給付サービスについては、需要が大幅に増加しているため、平成24年度の当初予算額から1億7,000万円増額し、12億6,000万円の予算額としています。  私たちが抱える課題に“いじめ”の問題があります。学校現場だけではなく、いじめの背景には、地域や家庭の教育力の低下によるところも否めません。私たちの生活スタイルが都市化する中で、隣近所や町内会での付き合いが減り、家族以外の人と触れ合う機会が減っています。それにより地域での人と人の関わりが希薄になり、お互いが無関心になっています。さらに核家族化は年々進み、最小構成単位である家族ですら親と子だけの家庭が多く、多世代が同居する家庭が減少し、多くの価値観が存在することを肌で感じることが困難になっています。加えて社会のIT化が進み、子ども達の意思疎通の手段も機械化し、お互いの感情や考えを上手く相手に伝え合うことが難しくなっています。  このような状況において、全国で多くの“いじめ”問題が発生し、中には重大な事態や悲しい結末に陥るケースもみられることから、全国の教育委員会を始めとする各自治体は、このことを真摯に受け止め、表面化したものだけでなく、水面下に潜む問題も解決に導くため、鋭意取り組まれています。本市では従来から「いじめ・不登校対策指導員」を1日あたり4時間、週に3日各学校に配置し、スクールカウンセラーや学校支援ボランティア等と連携し、“いじめ”問題に取り組んでまいりました。  平成25年度からは、今までの取組に加え、新たに警察OB2名及び教員OB1名を“いじめ”対策として任用し、各学校を巡回支援することで“いじめ”問題の解決に近づくよう積極的に取り組みます。学校現場での取り組みだけでなく、市関係部署、県及び警察とも広く連携し、積極的に対応してまいります。  放課後児童健全育成事業では、保護者の就業率の上昇や労働形態の多様化などにより、学童保育所のニーズが増加しており、平成25年度には畝傍東小学校区で第3学童保育所を新築いたします。  昨年度から幼保一体化事業として、橿原市方式のこども園を3つの園でスタートいたしました。これは社会情勢や保護者のニーズの変化に対応するため、幼児教育及び保育環境の質の向上を図るための取り組みです。平成25年度は畝傍北幼稚園と大久保保育所、新沢幼稚園と川西保育所を再編成し、2つのこども園を平成26年度に開園するため、整備工事を進めてまいります。  また、こどもの安心・安全という観点から、幼稚園の防犯カメラの更新に続き小学校の防犯カメラも計画的に更新いたします。  生涯学習の充実では、市民がいつでも学ぶことができ、学習の成果を活用できるよう努め、図書館、こども科学館及び昆虫館などでボランティア団体とも連携し、生涯学習のきっかけづくりを進めてまいります。生涯スポーツの推進では、各自のライフスタイルに合わせ日常からスポーツができるよう、各体育施設の利用促進を図ってまいります。  また、人権意識の高揚及び男女共同参画社会の形成においては、かしはらナビプラザを活用しながら人権相談や、男女共同参画広場での啓発活動、学習、相談及び交流等の諸活動の推進、支援を進めてまいります。 6 市民と行政の協働による信頼される、まちづくり  信頼される行政を進めるためには、市民と行政との協働がますます重要になると考えております。市の取り組む事業に対してご意見をいただき、その声を反映させるための方策として、パブリックコメントやアンケートを行っております。今後はさらに発展させ、事業計画の初期段階から市民が参画する方策も検討してまいります。  私が市長就任以来開催してまいりましたシティフォーラムも、行政と市民の情報の垣根を取り払うためのものであり、市民と一緒にまちづくりについて考える貴重な場であると実感しています。今年度もシティフォーラムで市民との交流を図ってまいります。  また、不断の取り組みが求められる行政改革では、平成25年度からの第5次行政改革大綱の策定に際し、行政改革推進委員の方にご審議願い、市民目線の行政改革大綱に仕上がったと感謝しております。この大綱を活かすため、大綱の実現への取り組みとして実施計画を活用し、積極的に取り組んでまいります。  最後に本市の財政状況と、これからの展望を述べさせていただきます。  本市の財政基盤はご承知のとおり強固なものではありません。収入においては、いわゆる3割自治であり、歳入の根幹をなす市税は、歳入全体の30%後半、支出では、扶助費、公債費及び人件費の義務的経費が支出の50%を超え、直近年度決算における経常収支比率は96.1%となっており、財政の硬直化が進んでおります。さらに地方交付税は、地方財政計画に基づき約2.2億円の減額となっており、この不足額を臨時財政対策債で補う補完的措置は継続されたままとなっております。また、権限移譲の財源が交付税措置とされているものが多く、財源の確保は不透明な状況といえます。そのような中で、国の補助制度なども積極的に活用し、多様化するニーズに応えるために、より一層健全な財政運営を図らなければならないと考えております。  平成24年度に、総合計画の後期基本計画、財政計画、男女共同参画行動計画、環境総合計画及び第5次行政改革大綱を策定いたしました。策定に際しては、市民公募委員を募ることやパブリックコメントを実施しており、市民の意見が反映されたものとなっております。市民協働は、本市をよりよい地域にしようと市民が共に感じ、共に汗を流し、努力していく過程の中で培われていくものです。そして、その努力の結実や人との強い結びつきが地域の誇りとなり、時代を超え、連綿と受け継がれていくものであることから、各施策の実現には、市民協働は欠かせないものであると考えております。  これらの計画の実現により、橿原市に住んでよかった、住んでみたいと思われるようなまちづくりを進めていかなければなりません。施策の実現のためにも、自主財源の確保が喫緊の課題であり、適切な債権管理に努めてまいります。また、事務事業においては、事業の取捨選択を積極的に行い、重点的予算配分を行います。併せて公共施設の長寿命化を図る上でもファシリティマネジメントの概念を総合的に検討、導入し、効率的な公共施設の活用を進めてまいります。  人件費の削減も大きな課題であります。国では民間水準より約400万円高い退職手当を平成25年1月から1年半かけ、3段階に分けて14.9%削減することになりました。これを受け、橿原市でも平成25年度から27年度までに退職手当を段階的に引き下げ、国と同様の措置を行います。さらに、給料においては平成24年度から27年度までの管理職の給料カットに加え、一般職の給料も平成25年1月から26年12月まで職階に応じて減額してまいります。しかしながら、国の平成25年度予算では、地方公務員の給与と国の減額期間に合わせて減額するよう、地方交付税が約4,000億円カットされることになりました。本市もこのことを真摯に受け止め、労働組合と協議を行い、何らかの追加的措置を講じてまいりたいと考えています。また、職員数につきましても、定員適正化計画のもと、計画的に削減し、職員の能力向上と併せ、給与や手当、人員の最適化に努めてまいります。  財政健全化の取り組みとしては、市長就任以来、地方債残高の削減に取り組み、新たな事業の実施にあたっては、極力地方債の発行を抑え、経費を節減してまいりました。市長就任時、532億円あった一般会計の地方債残高も、平成24年度末見込みで420億円となり112億円の減と着実に減少しております。しかしながら、人口規模や産業構造で区分される類似団体と比較すると依然高い状況にあり、今後とも財政健全化に向け、組織をあげて取り組んでまいります。  このような理念に基づき編成いたしました平成25年度の当初予算は、    一般会計   398億5,000万円    特別会計   308億2,170万円    企業会計    36億5,707万円    公社会計    47億6,677万円  総額790億9,554万円でございます。一般会計を平成24年度と比較すると、約4億9,000万円、率にして1.2%の増で、ほぼ横ばいの状況でございます。主な要因といたしましては、幼稚園施設整備費及び小学校施設整備費などの増加でございます。一方で、消防施設整備事業費、資料館施設整備事業費及び街路事業費などは減少しております。平成25年度の予算編成にあたっては、「省エネ、低炭素なまちづくり」「1,100坪の市有地活用」「子ども総合支援センターの整備」「幼保一体化の推進」「県立医科大学周辺のまちづくり」の5つを重点項目とすることといたしました。  市民の皆様、議会の皆様、なお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。 14: ◯議長杉井康夫君) これをもって平成25年度の施政方針演説を終わります。  お諮りいたします。ただいまお手元にご配付いたしております特別委員会の設置につきましては本日の日程に追加し議題といたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 15: ◯議長杉井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、この際特別委員会の設置につきましては本日の日程に追加し議題とすることに決しました。 ────────────────────────────────────────       追加日程 奈良県消防体制に関する特別委員会の設置について 16: ◯議長杉井康夫君) 追加日程、奈良県消防体制に関する特別委員会の設置についてを議題といたします。  職員をして議案の朗読をいたさせます。                 (職員 朗読) 17: ◯議長杉井康夫君) お諮りいたします。本件につきましては原案のとおり決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 18: ◯議長杉井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件につきましては原案のとおり設置することに決しました。  ただいま設置されました奈良県消防体制に関する特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条1項の規定により、大北かずすけ君、亀甲義明君、森下みや子君、成谷文彦君、竹森 衛君、西川正克君、奥田 寛君、細川佳秀君、竹田きよし君、樫本利明君、高橋圭一君、宇佐美孝二君、廣井一隆君、河合 正君、槇尾幸雄君、松尾高英君、大保由香子君、水本ひでこ君、たけだやすひこ君、植田泰文君、松木雅徳君、奥田英人君、以上22名をそれぞれ指名いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 19: ◯議長杉井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました22名の諸君を奈良県消防体制に関する特別委員会の委員に選任することに決しました。  ただいま設置されました奈良県消防体制に関する特別委員会の正副委員長の互選を行いますので、暫時休憩いたします。               午前11時25分 休憩              ─────────────               午前11時26分 再開 20: ◯議長杉井康夫君) 休憩中の本会議を再開いたします。  休憩中に奈良県消防体制に関する特別委員会の正副委員長の互選を行っていただきました結果、委員長に細川佳秀君、副委員長に成谷文彦君が互選されましたので、ご報告いたします。 ────────────────────────────────────────  日程第6 議第1号 橿原市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等            の一部改正について 21: ◯議長杉井康夫君) 日程第6、議第1号、橿原市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇)
    22: ◯市長森下 豊君) 議第1号、橿原市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正についてでございます。  本件につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法の制定及び地方自治法の一部改正に伴いまして、新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施のため派遣された職員に派遣手当として、新型インフルエンザ等緊急事態派遣手当を支給する旨の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 23: ◯議長杉井康夫君) これより審議に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 24: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は総務常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────   日程第7 議第2号 橿原市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について 25: ◯議長杉井康夫君) 日程第7、議第2号、橿原市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 26: ◯市長森下 豊君) 議第2号、橿原市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてでございます。  本件につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定に基づきまして、橿原市新型インフルエンザ等対策本部に関し、必要な事項を定めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 27: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 28: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は総務常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────  日程第8 議第3号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を            講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例            の整理に関する条例の制定について 29: ◯議長杉井康夫君) 日程第8、議第3号、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 30: ◯市長森下 豊君) 議第3号、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございます。  本件につきましては、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、関係条例を整理するものでございます。  よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 31: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 32: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────      日程第9 議第4号 橿原市上水道給水条例の一部改正について 33: ◯議長杉井康夫君) 日程第9、議第4号、橿原市上水道給水条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 34: ◯市長森下 豊君) 議第4号、橿原市上水道給水条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、県営水道料金を減じる改定が行われたことに伴いまして、本市の水道料金における基本料金の額及び従量料金の一部の額を減じる改定を行うものでございます。  主な内容といたしましては、平成22年8月分から平成25年7月分までの期間で、基本料金の全てにおきまして、l月当たり80円を減額しておりますものを引き続き行うもので、また従量料金における一般用のうち20立方メートルまでの料金におきまして、1月当たりそれぞれ10円を減額するものでございます。  なお、この条例の施行日は平成25年8月1日でございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 35: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 36: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────    日程第10 議第5号 橿原市道路占用料に関する条例の一部改正について 37: ◯議長杉井康夫君) 日程第10、議第5号、橿原市道路占用料に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 38: ◯市長森下 豊君) 議第5号、橿原市道路占用料に関する条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、道路法施行令の一部改正に伴いまして、道路の占用許可対象物件が新たに加えられたことに鑑みまして、太陽光発電設備及び風力発電設備に関する規定を加える等の改正を行うものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 39: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 40: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は建設常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────      日程第11 議第6号 訴えの提起について(過払金返還請求) 41: ◯議長杉井康夫君) 日程第11、議第6号、訴えの提起について(過払金返還請求)を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 42: ◯市長森下 豊君) 議第6号、訴えの提起についてでございます。  本件につきましては、過払金返還請求権に関する差押債権を取り立てるため、訴えを提起することにつきまして、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  ご審議のほどよろしくお願いいたします。 43: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 44: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は総務常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────  日程第12 議第7号 橿原市高取町明日香村障害認定審査会共同設置規約の変更につ             いて 45: ◯議長杉井康夫君) 日程第12、議第7号、橿原市高取町明日香村障害認定審査会共同設置規約の変更についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 46: ◯市長森下 豊君) 議第7号、橿原市高取町明日香村障害認定審査会共同設置規約の変更についてでございます。  本件につきましては、地方自治法第252条の7第3項の規定に基づきまして、橿原市高取町明日村障害認定審査会共同設置規約の変更につき、議会の議決を求めるものでございます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 47: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 48: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は厚生常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────  日程第13 議第 8号 平成24年度橿原市一般会計補正予算(第5号)について        議第 9号 平成24年度橿原市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)              について        議第10号 平成24年度橿原市公共下水道事業特別会計補正予算(第1              号)について        議第11号 平成24年度橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予              算(第2号)について 49: ◯議長杉井康夫君) 日程第13、議第8号から議第11号までの平成24年度補正予算4件を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。
     市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 50: ◯市長森下 豊君) 議第8号から議第11号までの平成24年度補正予算について一括して提案説明いたします。  まず、議第8号、平成24年度橿原市一般会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。  本件につきましては、第1条で歳入歳出予算の総額を定めております。  第2条では、繰越明許費の限度額を定めております。その内容といたしましては、八木駅南市有地活用事業化検討業務委託事業ほか20事業で、総額14億6,044万円の繰越限度額を定めております。  第3条では、地方債につきまして借入限度額を定めております。  続きまして、歳出の概要を申し上げますと、総額11億3,744万3,000円の増額補正をいたしております。  その内容といたしましては、退職者の増加による退職手当、過年度国庫負担金等返還金、心身障害者医療費、保育所管理費、農業振興事業費、土地改良事業費、道路維持管理費、道路新設改良事業費、街路事業費、都市公園事業費、新沢千塚古墳群公園整備費、市営住宅等管理費、災害対策事務費、国の補正予算による小中学校施設整備事業、寄附採納に伴う幼稚園運営費などを増額しております。  これに見合う歳入といたしましては、国庫支出金や県支出金、寄附金、繰入金、市債を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第9号、平成24年度橿原市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。  本件につきましては、第1条で歳入歳出予算の総額を定めております。  続きまして、歳出の概要を申し上げますと、総額3億4,348万1,000円の増額補正をいたしております。  その内容といたしましては、一般被保険者療養給付費、後期高齢者医療支援金、介護納付金、過年度国庫負担金等返還金を増額し、老人保健医療費拠出金を減額しております。  これに見合う歳入といたしましては、療養給付費交付金を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第10号、平成24年度橿原市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  本件につきましては、第1条で歳入歳出予算の総額を定めております。  第2条では、繰越明許費の限度額を定めております。その内容といたしましては、下水道施設整備事業ほか2事業で、総額2億2,258万1,000円の繰越限度額を定めています。  第3条では、地方債につきまして借入限度額を定めております。  続きまして、歳出の概要を申し上げますと、総額1億75万8,000円の増額補正をいたしております。その内容といたしましては、流域下水道維持管理費負担金、流域下水道事業負担金を増額しております。  これに見合う歳入といたしましては、使用料及び手数料、国庫支出金、市債を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第11号、平成24年度橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。  本件につきましては、第1条で歳入歳出予算の総額を定めています。  歳出の概要を申し上げますと、総額で661万2,000円の増額補正をいたしております。  その内容といたしましては、借入者からの繰上償還に伴う長期債繰上償還金を追加しております。  これに見合う歳入といたしましては、住宅新築資金等貸付金元利徴収金収入を追加して、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  以上の議案につきまして、よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 51: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。  質疑は議案番号を述べられてから質問願います。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 52: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  お諮りいたします。本4件については11人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 53: ◯議長杉井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本4件については11人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決しました。  ただいま設置されました予算特別委員会の委員選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、  亀甲義明君、森下みや子君、西川正克君、奥田 寛君、細川佳秀君、竹田きよし君、高橋圭一君、宇佐美孝二君、松尾高英君、植田泰文君、松木雅徳君、以上11名の諸君を指名いたします。  ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長の互選を行っていただくため、本会議休憩中に予算特別委員会を招集いたしますので、委員会室にご参集願います。  それでは暫時休憩いたします。               午前11時42分 休憩              ─────────────               午後 1時02分 再開 54: ◯議長杉井康夫君) 休憩中の本会議を再開いたします。  予算特別委員会の正副委員長の互選を行いました結果、委員長に松木雅徳君、副委員長に松尾高英君が互選されましたので、ご報告を申し上げます。 ────────────────────────────────────────  日程第14 議第12号 平成25年度橿原市一般会計予算について        議第13号 平成25年度橿原市国民健康保険特別会計予算について        議第14号 平成25年度橿原市後期高齢者医療特別会計予算について        議第15号 平成25年度橿原市介護保険特別会計予算について        議第16号 平成25年度橿原市公共下水道事業特別会計予算について        議第17号 平成25年度橿原市駐車場事業特別会計予算について        議第18号 平成25年度橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算に              ついて        議第19号 平成25年度橿原市墓園事業特別会計予算について        議第20号 平成25年度橿原市共有財産処分特別会計予算について        議第21号 平成25年度橿原市上水道事業会計予算について 55: ◯議長杉井康夫君) 日程第14、議第12号から議第21号までの平成25年度当初予算10件を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 56: ◯市長森下 豊君) 議第12号から議第21号までの平成25年度当初予算につきまして一括して提案説明をいたします。  まず、議第12号、平成25年度橿原市一般会計予算につきましてご説明申し上げます。  予算総額は398億5,000万円といたしており、前年度と対比いたしますと4億9,000万円、1.2%の増となっております。  この主な理由は、人件費や公債費、補助費等は減少したものの、平成26年度に2園のオープンを目指しまして取り組んでおります幼保一体化事業の事業費が8億2,088万4,000円増額し、さらに、同じく平成26年度にオープン予定の(仮称)子ども総合支援センター整備事業費が3億5,053万6,000円の増額となっているため、対前年度比4億9,000万円、1.2%の増となっております。  まず、第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を定めております。  第2条では、債務負担行為の期間及び限度額を定めております。  その内容といたしましては、市有地活用事業化アドバイザリー業務委託事業ほか5事業で105億8,810万円の限度額を設定しております。その他といたしましては、土地開発公社が金融機関から受ける融資に対する債務保証100億円を定めております。  第3条では、地方債につきましての借入限度額、利率及び償還の方法を定めております。  第4条では、一時借入金の最高限度額を40億円と定めております。  第5条では、職員にかかる人件費について過不足を生じた場合、同一款内での項間の流用ができるように定めております。  次に、歳出の主な内容を性質別経費で申し上げますと、まず人件費につきましては、69億4,561万5,000円で、定年退職者の減による退職手当の減額と、職員数は増加するものの、退職手当の見直しによる減額によりまして、前年度に比べまして1億4,318万8,000円、2.0%の減となっております。  扶助費につきましては、91億7,738万6,000円で、保育所運営負担金が大幅に増額となったため、前年度と比べまして1億6,317万2,000円、1.8%の増となっております。  また、公債費につきましては、50億7,281万9,000円で、前年度は計上していました公的資金補償金免除繰上償還金1億8,152万円がなくなるため、前年度と比べまして1億9,499万7,000円、3.7%の減となっております。  次に、普通建設事業費につきましては、42億605万円を計上いたしており、前年度と比べまして5億6,232万2,000円、15.4%の増となっております。  その主な内容といたしましては、総務費では八木駅前南と市内各所の土地開発公社からの用地買戻し、民生費では放課後児童健全育成施設整備事業、社会福祉施設等整備費補助金、幼保一体化に伴うこども園施設整備事業、衛生費では浄化槽設置整備事業補助金、農業費では土地改良事業を計上いたしております。  土木費につきましては、道路新設改良事業、交通安全施設整備事業、河川改良事業、街路事業、都市公園事業、市営住宅等管理費、今井町住環境整備事業、消防費では消防施設整備事業を計上しております。  教育費では、幼保一体化に伴います幼稚園施設整備事業、(仮称)子ども総合支援センター整備事業、小・中学校施設整備事業、今井町伝統的建造群保存事業補助金、史跡等保存整備事業、資料館施設整備事業を計上いたしております。普通建設事業費全体といたしましては、補助事業として、前年度と比べまして1億3,516万7,000円、12.0%の減となっており、単独事業としては、(仮称)子ども総合支援センター整備事業や幼保一体化事業等の増により、前年度と比べまして6億9,748万9,000円、27.7%の増となっております。  次に、その他の経費といたしましては、物件費で65億2,153万9,000円の計上となり、前年度と比べ2億4,454万3,000円、3.9%の増となっております。  また、維持補修費につきましては、4億2,177万6,000円の計上となり、前年度と比べまして1,111万9,000円、2.6%の減となっております。  補助費等につきましては、21億5,872万2,000円を計上いたしており、中和広域消防組合負担金の減等によりまして、前年度と比べて1億7,116万9,000円、7.3%の減となっております。  積立金につきましては、退職手当基金、公共施設整備基金等への積み立てで、3億615万5,000円、貸付金では特別小口融資預託金、緊急融資制度預託金及び土地開発公社貸付金等で12億2,059万4,000円を計上いたしております。  繰出金では、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計及び公共下水道事業特別会計等への繰出金で、38億434万4,000円、また予備費では1,500万円を計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、市税では151億6,439万7,000円で、市民税全体につきましては、東日本大震災の影響や景気停滞により減収となっておりますが、固定資産税、都市計画税については建物の新増築等により増収となり、軽自動車税、たばこ税も増収となっており、前年度と比べまして914万円、0.1%の増収となっております。  地方交付税につきましては、63億9,924万6,000円で、普通交付税の減により、前年度と比べまして2億2,453万6,000円、3.4%の減となっております。  臨時財政対策債については、21億3,500万円と、前年度と比べて1億2,200万円、6.1%の増となっており、交付税と臨時財政対策債とあわせた実質的な交付税は、1億253万6,000円、1.2%の減となっております。  市債につきましては、37億7,870万円で、前年度と比べまして2億4,770万円、7.0%の増となっており、臨時財政対策債と借換債を除いた増減額は、前年度と比べまして3億720万円、23.0%の増となっております。  その他の収入につきましては、事業執行に必要な収入額を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第13号、平成25年度橿原市国民健康保険特別会計予算の概要についてご説明申し上げます。  予算総額は141億2,000万円といたしておりまして、前年度と比べて7億1,300万円、5.3%の増となっております。  まず、第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を定めております。  第2条では、債務負担行為の期間及び限度額を定めております。  その内容といたしましては、受診券印刷等業務委託事業で50万円の限度額を設定しております。  第3条におきましては、一時借入金の最高額を5億円と定めております。  第4条では、職員にかかる人件費につきまして、過不足を生じた場合、同一款内での項間の流用ができるように定めております。  次に、歳出の主な内容を申し上げますと、保険給付費で96億4,978万円、後期高齢者支援金等で18億3,543万円、介護保険に要する経費のうち2号被保険者負担分としての介護納付金7億7,155万1,000円、高額医療費の拠出のための共同事業拠出金15億4,354万4,000円を計上いたしております。  また、保健事業費ではメタボリック対策として、医療保険者による特定健康診査、特定保健指導を実施し、さらに運動や食事の指導を通じて健康づくりの意識を高めることを目的として、ヘルスアップ事業などを実施し医療費の抑制に努めております。  これに見合う歳入といたしましては、国民健康保険税等を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第14号、平成25年度橿原市後期高齢者医療特別会計予算の概要についてご説明申し上げます。  予算総額は、12億2,170万円といたしており、前年度と比べて3,890万円、3.3%の増となっております。  まず、第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を定めております。  第2条では、債務負担行為の期間及び限度額を定めております。
     その内容といたしましては、受診券印刷等業務委託事業で50万円の限度額を設定しております。  歳出の主な内容を申し上げますと、まず総務費では、申請、届出等の受付に関する費用、保険料の徴収に関する費用及び健診事業に関する費用等で4,941万8,000円を計上いたしております。  次に、後期高齢者医療広域連合納付金で11億6,744万9,000円を計上しております。  これに見合う歳入といたしましては、後期高齢者医療保険料等を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  続きまして、議第15号、平成25年度橿原市介護保険特別会計予算の概要についてご説明申し上げます。  予算総額は、62億2,160万円といたしており、前年度と比べまして2億690万円、3.4%の増となっております。  まず、第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を定めております。  第2条におきましては、一時借入金の最高額を5億円と定めております。  次に、歳出の主な内容を申し上げますと、まず総務費では、要介護認定に関する費用、介護保険料の賦課徴収に関する費用等で2億3,155万2,000円を計上いたしております。  次に、保険給付費では、被保険者が介護保険対象サービスを利用した場合に当該費用の9割に相当する額を給付する費用として、58億7,987万2,000円を計上いたしております。また地域支援事業費として、介護予防事業費や包括的支援事業費等、9,249万8,000円を計上しております。  これに見合う歳入といたしましては、介護保険料等を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第16号、平成25年度橿原市公共下水道事業特別会計予算の概要についてご説明申し上げます。  予算総額は、40億3,530万円といたしており、前年度と比べ7,000万円、1.8%の増となっています。  まず第1条におきましては、歳入歳出予算の総額を定めています。  第2条では、債務負担行為の期間及び限度額を定めています。  その内容といたしましては、法適化業務委託事業で1,200万円の限度額を設定しています。  第3条では、地方債についての限度額、利率及び償還の方法を定めています。  第4条におきましては、一時借入金の最高額を20億円と定めています。  第5条では、職員にかかる人件費につきまして、過不足を生じた場合、同一款内での項間の流用ができるように定めています。  次に、歳出の主な内容を申し上げますと、平成25年3月末に処理区域1,028.47ヘクタール、処理区域内人口8万8,366人、普及率70.4%が見込まれ、引き続き公共下水道の普及率向上に努めるために、都市環境整備事業費で10億5,095万3,000円を計上いたしております。また、公債費は19億2,001万9,000円を計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、使用料及び手数料等を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第17号、平成25年度橿原市駐車場事業特別会計予算の概要についてご説明申し上げます。  予算総額は、1億5,500万円といたしており、前年度と比べ530万円、3.3%の減となっています。  歳出の主な内容を申し上げますと、八木駅前北駐車場、八木駅前南駐車場、橿原神宮前駅東駐車場、畝傍御陵前駅東駐車場、JR畝傍駅前臨時駐車場にかかる施設管理経費等を計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、料金収入等を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第18号、平成25年度橿原市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の概要についてご説明申し上げます。  予算総額は、6,600万円といたしており、前年度と比べまして2,290万円、25.8%の減となっております。  歳出の主な内容を申し上げますと、住宅新築資金等貸付金回収管理組合への負担金、長期債元利償還金及び公的資金補償金免除繰上償還金を計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、諸収入等を計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第19号、平成25年度橿原市墓園事業特別会計予算の概要につきましてご説明申し上げます。  予算総額は1億1,640万円といたしておりまして、前年度と比べて5,950万円、104.6%の増となっています。  歳出の内容を申し上げますと、墓園施設の管理経費、起債償還に関する利子等を計上いたしております。  これに見合う歳入といたしましては、使用料及び手数料などを計上し、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。  次に、議第20号、平成25年度橿原市共有財産処分特別会計予算の概要についてご説明申し上げますと、予算総額は48億8,570万円といたしております。  この会計では、内膳町ほか21町の共有財産処分経費を計上したもので、各町地区公共整備事業交付金及び土地開発公社貸付金等を計上いたしております。  最後に、議第21号、平成25年度橿原市上水道事業会計予算の概要についてご説明申し上げます。  まず、第2条の業務の予定量といたしましては、給水戸数を1カ月平均14戸の増加を見込み、平成25年度末で4万6,700戸を予定いたしております。  次に、年間総給水量では、前年度より1.0%減の1,363万5,000立方メートルを見込み、その78.6%に当たります1,071万5,000立方メートルを県営水道から受水する予定をいたしております。  また、主要な建設改良事業といたしましては、配水管整備事業で3億4,972万5,000円の事業を予定いたしております。  次に、第3条の収益的収入及び支出でありますが、収益的収入では総額で31億7,384万8,000円を計上いたしております。  主な内訳といたしましては、営業収益としまして、水道料金等で31億5,822万5,000円、営業外収益で1,562万3,000円でございます。  一方、収益的支出で総額29億142万1,000円を計上いたしております。  主な内訳といたしましては、営業費用で27億2,191万8,000円、うち県営水道受水費は14億190万8,000円でございます。また、営業外費用は企業債利息等で1億6,150万3,000円でございます。  したがいまして、特別損失を加えまして、平成25年度での消費税込みの収益的収支は2億7,242万7,000円の純利益となる見込みでございます。  次に、第4条の資本的収入及び支出でございますが、資本的支出は総額7億5,565万3,000円を計上いたしております。  資本的収入総額は1億9,810万円でございますので、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額、5億5,755万3,000円は、消費税資本的収支調整額1,089万1,000円、損益勘定留保資金5億4,666万2,000円で補てんすることといたしております。  詳細につきましては、予算説明書及び予算の概要をご高覧いただきまして、よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 57: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑は議案番号を述べられましてから質問願います。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 58: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本10件は予算特別委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────  日程第15 議第22号 橿原市の常勤の特別職の職員の給与等に関する条例の一部改              正について 59: ◯議長杉井康夫君) 日程第15、議第22号、橿原市の常勤の特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 60: ◯市長森下 豊君) 議第22号、橿原市の常勤の特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正についてでございます。  本件につきましては、本市の一般職の職員の不祥事が発覚し懲戒免職処分としたことで、私自身、市長という橿原市を預かる立場にある者として、この事件を厳粛に受け止め、私自身の給料の減額措置を講ずるものでございます。あわせまして、副市長につきましても同様の措置を講ずるものでございます。  よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 61: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 62: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。  本件は総務常任委員会に付託いたします。 ────────────────────────────────────────  日程第16 報第1号 平成25年度橿原市土地開発公社事業計画の報告について 63: ◯議長杉井康夫君) 日程第16、報第1号、平成25年度橿原市土地開発公社事業計画の報告についてを議題といたします。  報告の朗読を省略いたします。  市長から報告の説明を求めます。市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 64: ◯市長森下 豊君) 報第1号、平成25年度橿原市土地開発公社事業計画の報告についてでございます。  本件につきましては、平成25年2月26日に開催されました橿原市土地開発公社の理事会におきまして、平成25年度の事業計画が議決されましたので、ここにご報告申し上げるものでございます。  平成25年度の主たる事業といたしましては、都市計画等公共事業先行取得として、用地購入費3,378万9,000円を計上いたしております。  よろしくお願いを申し上げます。 65: ◯議長杉井康夫君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 66: ◯議長杉井康夫君) これをもって質疑を終わります。報第1号の報告を終わります。  以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれにて散会し、明日3月6日から3月12日までの本会議を休会とし、3月13日午前10時に再開いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 67: ◯議長杉井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会し、3月13日午前10時に再開することに決しました。改めて再開通知はいたしませんからご了承願います。  それでは本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。                午後1時29分 散会 発言が指定されていません。 Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...